キャバクラで働く上で、誰もが経験するのがヘルプです。
ヘルプは、体験入店初日から必ず経験することです。
という方は、体験入店初日から迷惑を掛けないためにも、しっかりルールを理解しておきましょう!
一方、既に働いているキャバ嬢の方は
と思っている女の子が結構多いんです。
そりゃ稼ぎたいからキャバクラで働いているのに、給料が上がらないなら誰もやりたくはないですよね?
しかし、給料に関係のないように見えるヘルプですが、実はヘルプにはメリットがたくさんあります。
そこで今回は、
- 「ヘルプ」をする上で知っておかなければいけない5つのルール
- 「ヘルプ」を頑張ることで得られる6つのメリット
についてご紹介していきたいと思います。
これだけ覚えていれば怖くない!ヘルプの5つのルールとは
まずヘルプとは、お客様が指名しているキャストの代わりに、お客様の相手をするつなぎ役です。
例えば、自分を指名しているお客様が、2人同じ時間に来店してくれたとします。
しかし、それぞれのお客様を1人で接客するのは不可能です。
そこで必要になってくるのが、ヘルプです。
つまり、客席でお客さんを一人にしない為に、他のキャストが接客するのがヘルプと覚えてもらえれば大丈夫です。
しかし、フリーのお客様と違ってヘルプをする時は、必ず守らなければいけない5つのルールがあります。
1.連絡先を交換してはいけない
ヘルプをする時は、既に指名している女の子がいるお客様の場合がほとんどです。
指名してもらっている女の子は、自分が必死で営業をした結果、お店に来てもらっている大切なお客様です。
そんなお客様と連絡先を交換するのは、指名を貰っている女の子にケンカを売っているようなものなんです。
だから、ヘルプをする時は絶対に連絡先を交換してはダメです。
しかし、お客様も男性なので、特にキャバクラのようなお店では、指名している女の子がいるにも関わらず、
と言ってくるお客様や
と言って、連絡先を聞き出そうとするお客様もいます。
いくらお客様から言われたとしても、ハッキリと断って良いです。
もし断り方が分からないなら、
と言ったり、
とハッキリと断って下さい。
もし、お客様に流されてしまって交換してしまったら、後で指名の女の子とのトラブルにもなりますし、お店でのあなたの信用も無くしてしまいます。
自分が働きにくい環境を自分で作ってしまうことになるので、指名がいるお客様との連絡先は絶対に交換しないようにしましょう!
2.名刺を渡してはいけない
ビジネスにおいて、初対面の方には自己紹介の意味も込めて名刺を渡します。
もちろん、キャバクラの世界でもお客様には名刺を渡すように教えられます。
しかし、キャバクラで名刺を渡すのはフリーのお客様のみです。
と言うのも、名刺は自分のことを知ってもらうために渡すものです。
既に指名している女の子がいるのに自分の名刺を渡すことは、指名している女の子がいるお客様にアピールしていることになります。
指名をもらっている女の子はどんな気持ちになると思いますか?
ってなりませんか?
指名をしている女の子がいるお客様に名刺を渡すのは、指名をもらっている女の子の反感を買ってしまいかねません。
だから、ヘルプの時は名刺も渡してはいけないんです。
もし、お客様から
と言われたりしたら、
とキチンと断りましょう。
3.自分からドリンクを頼まない
キャバクラで、キャバ嬢にお酒を飲ませるには、お客様がお金を払う必要があります。
お客様は指名している女の子が目当てに来ているのに、よく知らないヘルプの女の子にドリンクを飲ませたいとはあまり思いません。
なので、ヘルプに付いている時は例えのどが乾いていても、自分からドリンクのおねだりは基本的にしてはいけません。
ちなみに、基本的にしてはいけないだけであって、お客様から
と言ってもらえた時は、
とちょっと謙虚な反応をした後、注文しましょう。
また、お店によっては頼んでも良いお店もありますし、ボーイさんから
ボーイ
と言われた時は、ドリンクを飲んでも大丈夫です。
他にも、ボトルを入れてくれているお客様も指名をもらっている女の子からしたら、新しいボトルを入れたいのが本音です。
なので、ヘルプの子も少しでも飲んでくれたら有難いと思っています。
だから、キープボトルを卸している(既に入れている)お客様の場合も、お客様から
と言って頂けたら、ありがたく頂いてください。
ただし席を離れる際には、頂いたドリンクは全部飲み干してから席を離れるようにしましょう。
4.ベタベタした接客をしない
ヘルプに付く時は、お客様と一定の距離を保って接客するようにしましょう。
というのも、お客様も男性なので露出が多めのキャバ嬢からくっ付いて来られたら、目移りしてしまうかもしれないからです。
もし、ヘルプがベタベタしてお客様がヘルプに指名替えしたいと言い出したら、指名をもらっていた女の子はどんな気持ちになると思いますか?
とトラブルに発展し兼ねません。
そうなってしまっては、ヘルプをした女の子は指名をもらっていた女の子からもお店からも叱られる事になりかねません。
しかし、ヘルプだからこそ、逆にベタベタしてくるお客様も逆にいます。
そんなお客様には
と言ったり、
と言ってハッキリ断って良いです。
ですので、ヘルプに付く時は必ずお客様とは一定の距離を保つように心掛けましょう。
5.指名キャストの話はしない
意外かもしれませんが、ヘルプの席に付く時は指名している女の子の話題を話してはいけません。
というのも、指名をもらっている女の子が、お客様に対してどのような設定でどこまで話しているか分からないからです。
特に、指名の女の子のプライベートな情報や彼氏がいるかと言った話題は、一番話してはいけない内容です。
と思うかもしれません。
そんなときは、
- お客様のおススメのお店や出身県の話をする
- 好きなTV番組やトレンドになっている内容を話す
と言った無難な話題を話すようにしましょう。
もし、お客様との会話に困った際は、以下の記事でお客様との会話に困らない方法をご紹介しているので、気になる方は読んでみて下さい!
【人見知りでも大丈夫!】お客様との会話が途切れないための簡単な対策
しかし、お客様の中には
と探りを入れてくるお客様や
と、逆にカマをかけてくるお客様もいます。
そんなお客様には
と、もし知っていたとしても知らないフリをしましょう。
または
と言って、指名の女の子のことを褒めるのはアリです。
なぜなら、自分が指名している女の子を褒められて嫌なお客様は少ないからです。
ヘルプの5つのルールまとめ
まずは、ヘルプをする際に知っておいてほしい5つのルールをご紹介しました。
- 連絡先の交換を絶対にしてはいけない
- 名刺を渡してはいけない
- 自分からドリンクを頼まない
- ベタベタした接客をしてはいけない
- 指名している女の子の話題は避ける
の5つです。
この5つのルールは、どこのお店でもほぼ共通のルールです。
ですので、これから体験入店を考えている女の子や、これからキャバクラで働く女の子は絶対に守るようにしましょう!
ヘルプをする6つのメリットとは?
次に、ヘルプをする際の6つのメリットについてご紹介していきます。
と言っても実際のところ、ヘルプをしても何もバックは無いため基本給しかもらえません。
と思う女の子も少なくありません。
そのため、ヘルプが大好きという女の子はあまりいないです。
しかし、ヘルプをきちんとしていると実は色んな美味しいメリットをゲットすることが出来るんです。
ここでは、ヘルプをすることで具体的にどんなメリットがあるかを6つに分けてご紹介したいと思います。
1.お連れ様から指名を貰える
キャバクラには、一人で来店されるお客様や、複数人で来店されるお客様など様々です。
なので、ヘルプに付く際にはお客様がいつも一人とは限りません。
もしかしたら、以前ヘルプをしたことのあるお客様が、お連れ様を連れて来る可能性だってあります。
そんな時に、しっかりとヘルプをしておけば、ヘルプをしたお客様がお連れ様を連れてきてくれた時に、紹介してもらえたり気に入ってもらえることがあります。
つまり、ヘルプを頑張っていれば指名してもらえる可能性が高くなるというわけです。
実際、私も新人の頃にヘルプを慣れない中しっかりとこなしていたら、以前ヘルプに付いたお客様が覚えていてくれていました。
そして、以前ヘルプについたお客様が、連れてきてくれたお客様に紹介してくださって、本指名に繋がった経験があります。
と言ったようにキャバクラで働いていると、いつどこでチャンスが訪れるか分かりません。
せっかくのチャンスを自分の物にするためにも、ヘルプもしっかりとこなすことが大切です。
2.お客様を引き継ぐことが出来る
年を重ねてからも、水商売の世界で働く女性もたくさんいます。
しかし、キャバクラなどで働いている女の子たちは目的があって働いているため、いつかは退職します。
そんなときに、ヘルプをしっかりしておけば辞めてしまうキャストからお客様を引き継ぐことが多々あります。
しかも、辞めてしまうキャストから引き継ぐお客様方は、既に何回もお店に来店してくれています。
つまり、キャバクラの利用方法やルールなどもしっかりと理解してくれているため、営業もかなり楽です。
なので、フリーのお客様を本指名に繋げるよりも遥かに楽に本指名を獲得することが出来るんです。
ヘルプをしているときは、基本給にしかなりません。
しかし、いずれ自分の指名となってくれる可能性があると思うと、ヘルプの仕事も侮れないと思いませんか?
実際に、私も辞める先輩キャストのお客様を紹介してもらった事もあります。
そして、ヘルプをしっかりしていたおかげで本指名を頂き、お店に来店し続けてくださいました。
3.友情指名がもらえる
友情指名とは、簡単に言えば場内指名のことです。
ヘルプをしっかりしておけば、指名をしているお客様もキャストの女の子からも評判が良くなります。
すると、お客様の方から
と言われることもありますし、キャストの女の子が
とお客様に聞いてくれるパターンもあります。
つまり、ヘルプをしっかりしておけば指名しているキャストやお客様から場内指名をもらえる可能性が高くなるというわけです。
お客様からしたら、自分の席にキャバ嬢が2人も付いてくれたら華があって優越感に浸れます。
そして、キャストの方も一人で会話するよりも、二人で会話した方が楽な場合もあります。
更に、ヘルプは場内指名をもらって、売り上げに加算されます。
と言ったように、お客様・キャスト・ヘルプ=WIN・WIN・WINの関係になるんです。
友情指名は場内指名と同じなので、本指名よりバックしてもらう金額は少ないです。
しかし、多少なりとも自分の給料や成績に影響はするので、ヘルプもバカには出来ません。
他にも、友情指名(場内指名)に関しては以下にまとめているので参考にしてみて下さい!
4.自分が逆の立場になった時に助かる
キャバクラで働いていると、自分もいずれは指名をもらえるようになり、ヘルプに付いてくれる女の子が必要になります。
そんなときに、自分が今まで他の席でのヘルプをしっかりしておけば、自分が逆の立場になった時もキチンとしたヘルプをしてもらえます。
キャバクラの世界では、売り上げや成績がある以上キャバ嬢同士はライバルです。
しかし、決して一人ではやり続けることが出来ないのもキャバクラの世界です。
だからこそ、ヘルプをキチンとしておくことで
- お互い様の気持ちでヘルプに付いてもらえるか
- 自分の事をフォローしてくれるか
が変わってくるのです。
自分が必死に営業してようやく来店してくれたお客様を、ヘルプの子がやらかしてくれたら腹が立ちませんか?
自分がされて嫌なことは、他人にもしないようにしましょう。
5.他のキャストやボーイさんから信頼される
ヘルプをしっかりしておけば、指名をもらっているキャストからはもちろん、お店からも信頼されるようになります。
というのも、キャバクラの世界では、ヘルプの存在無くしては成り立たないくらいヘルプの役割は大切なんです。
だから、お店によってはヘルプだけに特化したスーパーヘルプのお姉さんたちもいるくらいです。
6.接客力が身に付く
ヘルプの席は、他のキャストさんのお客様のテーブルに付くため、お客様にも指名をもらっているキャストにも失礼のないようにしなければなりません。
しかも、本来であれば指名の女の子がいるにも関わらず、別の女の子がテーブルに付くため、かなりアウェイな状態なんです。
そんな雰囲気の中で、お客様との会話が出来て、お客様を楽しませることが出来るということは、フリーの席でもお客様を楽しませることが出来ます。
ましてや、自分の本指名の席では、もっとお客様を満足させることが出来ます。
つまり、接客技術を磨いたり場数を踏んで経験を積むのに「ヘルプ」という役割は、かなり重要なステップなんです。
と思ったら、ヘルプの仕事も大切にしようと思いませんか?
ヘルプの際に心掛けておきたいマナーとは?
ルールとまではいきませんが、ヘルプをする際に・ヘルプをしてもらった際に、心掛けておいてほしいマナーがあります。
というのも、ヘルプの仕事は売り上げにはなりませんが、お店から給料をもらっている以上、ヘルプも仕事の範囲内です。
また、キャバクラというお店に所属している以上、エチケットやマナーは大人の女性として必要最低限覚えておく必要があります。
ヘルプをする際のマナー
ヘルプに限らず、当てはまる事ですが、特にヘルプに付く際はお客様のテーブルを綺麗に保つことです。
例えば、
- 灰皿に吸い殻が溜まっているなら新しい灰皿に交換する
- グラスに水滴が付いていたらこまめに拭き取る
- ミネラルウォーターやピッチャーは自分の前に置いておく
です。
なんて思っていたら、自分が痛い目に合うのでマナーとしても必ず守りましょう!
ヘルプをしてもらった際のマナー
ヘルプの仕事は、売り上げも付かなければバックももらえません。
それでも、他のキャストのお客様に接客をしてくれています。
なので、ヘルプをしてもらった際には、必ずお礼を一言言うようにしましょう!
「ありがとう!」と言われて嫌な気持ちになる人は少ないので、キチンとお礼の気持ちを伝えることは大切です。
また、逆に自分がヘルプをした際に、指名の女の子からお礼を言われなかったとしても怒らず根に持たないことです。
まとめ
今回は、キャバクラで働く上で、誰しもが一度は経験するヘルプのルールとメリットについてご紹介してきました。
売り上げにはならないし成績も上がらないヘルプは、女の子からしたらあまり好んでやりたい仕事ではありません。
しかし、キャバクラで働く上でヘルプはとても大切な仕事なんです。
なので、もう一度ヘルプのルールとメリットを簡単にまとめておきます。
- 連絡先の交換を絶対にしてはいけない
- 名刺を渡してはいけない
- 自分からドリンクを頼まない
- ベタベタした接客をしてはいけない
- 指名している女の子の話題は避ける
の5つです。
そして、ヘルプをすることで得られるが
- お連れ様から本指名が貰える可能性が高くなる
- 辞めるキャストからお客様を引き継ぐことが出来る
- 友情指名(場内指名)がもらえる
- 自分が逆の立場になった時に助かる
- 他のキャストやお店から信頼される
- 接客力が身に付く
の6つです。
他の仕事よりも少し特殊な仕事であるキャバクラは、未経験の女の子や経験が短い女の子は案外戸惑ったり不安だったりするものです。
しかし、ヘルプに付くことで場数を踏んでいけば、必ず自分の接客スキルも磨かれますし、何より自分が売れっ子キャバ嬢になった時の経験値として役に立ちます。
売り上げや成績は付かないヘルプですが、日々の接客の中でいずれ自分の接客や営業に活かせるようになります。
たかがヘルプですがされどヘルプなので、ヘルプの仕事が回ってきたら「ラッキー」と思い積極的に取り組みましょう!