一般的にキャバクラは、時給+バック(インセンティブ)の給料システムを採用しているお店が多いです。
特に、高級キャバクラやクラブなどは時給制ではないお店もたくさんあります。
この記事では、時給制以外のキャバクラやクラブで採用されている給料システムをご紹介しています。
正直、未経験からキャバクラで働き出す女の子には少し厳しいシステムではあります。
ですので、キャバクラ未経験の女の子は「【キャバクラで働くなら理解するべき!】時給制の給料システム3種類とは」を先に読むのもおすすめです!
【キャバクラで働くなら理解するべき!】時給制の給料システム3種類とは
しかし、ここで紹介している給料システムは、時給制の給料システム以上に稼げるシステムでもあるので、経験を積んで別のお店に移籍する際の参考にはなると思います。
高級キャバクラに多い給率制(分配制)
給率制は、一般的なキャバクラよりも高級キャバクラなどで採用されている給料システムです。
管理人
給率制は、時給は関係なく完全売上主義です。
給率制には主に
- 給料÷本指名売上×100=給率(%)
- 本指名売上÷給料×100=給率(%)
の2パターンが多いです。
そして、給率(%)は100%を基準として計算されます。
単純に、
- 給料より売上が高ければ黒字。
- 給料よりも売上が低ければ赤字。
と非常にシンプルです。
- 1ヶ月の給料=50万円
- 1ヶ月の売上=60万円
- 50万円÷60万円×100=83.3%(←黒字)
給料よりも売上金額が高いため黒字になっている
- 1ヶ月の給料=50万円
- 1ヶ月の売上=40万円
- 50万円÷40万円×100=125%(←赤字)
給料よりも売上金額が低いため赤字になっている
と言った給料システムが給率制です。
給率制を取り入れているお店の場合、締め日や月初めなどにミーティングを行い、それぞれの女の子が目標金額を設定します。
それぞれの目標金額に対して売上が上回れば、バックや賞金と言った時給+αがもらえます。
しかし、目標金額に売上が届かなかった場合は、罰金やペナルティが課せられてしまい、バックも貰えずに給料から引かれてしまいます。
と思うかもしれませんが、ちゃんとメリットもあるんです。
給率制(分配制)のメリット
給率制の給料システムは、時給での計算はしません。
時給制の
- ポイントスライド制
- 売上スライド制
- 指名本数スライド制
は、時給が発生する以上出勤しなければいけません。
しかし、給率制の場合完全売上主義です。
つまり、メリットとしては毎日出勤しなくても指名のお客様が来店する時にのみ出勤すれば良いというわけなんです。
- 毎日の出勤が厳しい女性
- 自分の顧客をしっかりと持っている人気キャバ嬢
- キャリアを積んだベテランキャバ嬢
などは、給率制が一番働きやすかったりします。
給率制(分配制)のデメリット
しかし、デメリットとして、やはりペナルティが大きい点です。
時給制の場合は、1日の売上が無くても出勤している以上は、時給は多少なりとも発生します。
管理人
しかし、給率制は「売上計算」なので売上が無ければ給料は0円です。
毎日の出勤…つまりレギュラー勤務が難しいからと言って給率制のお店を選んでしまうと、自分のお客様を持たない限り給料はいつまで経っても上がることはありません。
管理人
というように、実力やキャリアが無ければ厳しいのが「給率制」です。
クラブに多い日給制
日給制は、キャバクラよりはクラブに多い給料システムです。
文字通り日給なので、一日ごとに給料が決まります。
日給制は少し給率制とごちゃごちゃになりやすいですが、厳密には異なる給料システムです。
なぜなら、
- キャバクラ:指名制
- クラブ:担当制(永久指名制)
というように、元々のシステムから異なるからです。
キャバクラの場合、お客様が希望すれば指名の女の子を変えることが出来ますが、クラブは女の子を変えることは原則出来ません。
つまり、クラブの場合、自分を指名してくれたお客様とは長い付き合いをしていかなければなりません。
そして、日給制の特徴は売上だけが全てではなく、いかにお店に対して貢献したかによっても給料が変わってくるという点です。
例えば、先輩キャストが担当しているお客様と同伴をしても、自分の担当のお客様ではないため、自分の売り上げにはなりません。
しかし、同伴をしてお店にお客様を来店させている点では、お店に貢献していると言えます。
なので、店長やママが給料に頑張りを反映させてくれたり…と言ったケースがあります。
日給制は、お店によってかなり違うので日給制のお店で働くことを考えている女の子は、必ず給料システムを確認しておくことをおススメします。
キャバクラの派遣に多い全額日払い制
「全額日払い制」は、キャバクラの派遣会社に多いシステムです。
文字通り、派遣に行った店舗から働いた時間分の給料を1日単位でもらいます。
ちょっとした副業や、軽めのアルバイトとしてキャバクラで働きたい方にはおすすめの給料システムです。
- ガッツリ稼ぐよりは生活の足しにしたい
- ちょっと高価な物が欲しいから短期で働きたい
と言う方は、キャバクラの派遣の方が向いていると思います。
キャバクラ派遣のメリットやデメリットに関しては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
今回は、時給制以外の水商売のお店で採用されている様々な給料システムをご紹介してきました。
水商売の世界では、本当にお店によって給料システムは異なります。
ですので、今回紹介した給料システムは一例に過ぎません。
お金を稼ぎたくて水商売の世界に飛び込むわけですから、自分の働きたいお店がどのような給料システムを採用しているかは必ず確認した方が良いです。
ここで紹介した、給率制と日給制は正直キャリアや実力がないと厳しい給料システムです。
しかし、時給制以上に稼ぐことも出来る給料システムでもあるので、経験を積んだ先のことを考えている女性は参考にしてみてください。