キャバクラで働く上で、最も大切なのが指名を獲得することです。
ところが、指名と言っても本指名と場内指名の2種類があります。
そして、お客様からするとイマイチ違いが分からなかったりするものです。
ちなみに私は、キャバクラで働くまでは指名に違いがあるとか知らなかったです…
しかし、キャバ嬢からしたら本指名と場内指名は、全く別物になります。
そこで、今回は本指名と場内指名の違いを、たった5分でキャバクラ未経験の方でも簡単に理解できるように、分かりやすくご紹介していきたいと思います。
まずは理解しておこう!キャバクラに来店される2パターンのお客様
キャバクラには毎日色んなお客様が来店されます。
しかし、キャバクラに来店されるお客様は基本的に2パターンに分かれます。
その2パターンというのが
- 指名のお客様
- フリーのお客様
のお客様です。
指名のお客様とは
指名客とは、キャバクラに来店した際に、指名するキャバ嬢が決まっているお客様のことです。
指名客のお客様には、ヘルプのキャバ嬢以外は基本的に一緒のテーブルに座る事はありません。
また指名客のお客様は、少なくとも一度はそのお店に来店したことのあるお客様がほとんどです。
管理人
たまに、HPの写真や案内所の写真を見てから気に入った子を見つけて来店されるお客様もいらっしゃいますが、これはかなりレアなパターンです。
フリーのお客様とは
一方のフリーのお客様は、指名するキャバ嬢がいないお客様のことです。
フリーのお客様の場合、15分~20分程でキャバ嬢が3~4人交代しながら接客します。
なぜ15分~20分程で交代するかというと、キャバクラは基本的に1セットが60分○○○○円という料金体系を取っているお店がほとんどだからです。
この1セット60分の間に、気に入った女の子を見つけるのがフリー客の楽しみ方なんです。
ですので、もちろん新規で始めて来店するお客様は基本的にはフリー客となります。
しかし、たまに2回目以降の来店でも、1回目の来店で気に入った女の子が見つからなかった場合、フリー客の扱いになります。
「本指名」と「場内指名」の違い
では、次に本指名と場内指名の違いについてですが、お客様からしたら「本指名」も「場内指名」も基本的には同じです。
というのも、本指名も場内指名も、お客様が指名料を支払って女の子を席に呼ぶ事には変わりがないからです。
しかし、キャバ嬢にとっては「本指名」と「場内指名」は全然違います。
本指名とは
本指名は、来店した時点で指名する女の子が決まっています。
ですので、指名客と呼ばれるお客様から来店した際に指名をもらうのが本指名になります。
ボーイ
そして、この本指名が多ければ多い程、実力のあるキャバ嬢や人気キャバ嬢の証となります。
というのも、この本指名の本数でキャバ嬢の給料はかなり変動するからです。
だから、キャバ嬢にとって本指名はのどから手が出るほど欲しい指名なんです。
しかし、この本指名をもらうのは、かなり大変です。
なぜなら、お客様に「お金を払ってでも会いたい」と思わせなければならないからです。
ですので、キャバ嬢達はこの本指名を獲得するために日々営業を行っているんです。
場内指名とは
一方の場内指名は、元々フリーで来店されている指名のいないお客様が、その場で気に入った女の子を指名することを言います。
一言に場内指名と言っても様々なパターンがあります。
例えば、フリーで着いた女の子との会話が盛り上がって、
と思ってもらえれば、場内指名をもらうことが出来ます。
また、キャバクラに慣れているお客様だと、何回も女の子が交代すると同じような会話をしなければならず、
と言うお客様もいます。
他にも、元々指名しているキャバ嬢のお客様がフリーのお連れ様を連れてきた時に、指名しているキャバ嬢と仲の良いキャバ嬢を場内指名するケースだってあります。
ちょっとレアなケースにはなりますが、テーブルに女の子をたくさん呼んでとにかく華やかにしたいといった場合にも、場内指名が使われる事もあります。
このように、場内指名と言っても様々なケースがあります。
しかし、場内指名もお客様はお金を追加で支払わなければならないため、気に入った女の子でなければ場内指名をもらうことは出来ません。
ということは、フリーで来店されたお客様に場内指名を頂いたキャバ嬢は、少なくともお客様に気に入ってもらえた証拠です。
なので、次の来店での本指名に繋げれるチャンスが広がります。
つまり、「場内指名」をとって営業で「本指名」に繋げるのが、キャバ嬢にとってはベストな形となります。
本指名と場内指名の給料の違いとは
本指名と場内指名の違いは、理解出来たと思います。
ここからは、更に踏み込んで本指名と場内指名の給料の違いについて、ご紹介したいと思います。
本指名の給料の仕組みとは
本指名を頂いた場合、指名料金の数%がバックとして女の子の給料に反映されます。
ちなみに数%と書いたのは、指名料金のバックされる金額はお店ごとに異なるからです。
また、本指名を頂いたお客様が延長をすれば、延長したセット数分の本指名バックが付きます。
更に、本指名を頂いたテーブルで、ボトルやシャンパンを入れてもらった場合も、指名している女の子の給料にバックとして加算されます。
また、本指名の数が一定数を超えると報酬がアップするお店もあります。
つまり、本指名さえ頂けたら、更に給料が高くなるチャンスが広がると言うわけです。
管理人
場内指名の給料の仕組みとは
逆に場内指名は、その場限りの指名です。
もちろん、場内指名バックとして給料に反映させてもらえます。
しかし、場内指名のテーブルでボトルやシャンパンを入れてもらっても、給料には反映されません。
また、お客様がどんなに延長をしても場内指名はあくまで場内指名の扱いです。
となると、本指名がいかにキャバ嬢にとって魅力的なのか分かると思います。
本指名バックや場内指名バックなど、キャバクラには時給以外にも頑張れば頑張った分だけボーナスがもらえる「バックシステム」も取り入れているお店も多いです。
詳しくは、以下の記事で紹介しているので、興味のある方は読んでみて下さい!
【時給だけじゃない!】キャバクラのバックの種類ともらえる金額の相場とは?
なぜ本指名と場内指名に差があるの?
簡単に言えば、女の子が営業をしたかしていないかで変わってくるんです。
というのも、本指名のお客様も元々は指名のいないフリーのお客様です。
しかし、女の子が日々の営業を頑張ってした結果、本指名として再びお店に来店してくれています。
つまり、もしかしたら再び来店することが無かったかもしれないお客様を、女の子の営業のお陰で来店に繋げています。
本指名のお客様が来店することは、女の子の頑張りに直結した成果なので、お店からの評価も高くなり給料が上がるんです。
一方の場内指名は、元々お店が広告を掲載したり、案内所に紹介料を払ったりとお店の力で得た売上です。
そのため、お店側は案内所に紹介料を支払ったり、広告費を支払わなければなりません。
となると、いくら場内指名を頂いたとしても、お店側は紹介料や広告費を支払わなければいけないため、女の子の給料にたくさんのバックを付けることが出来ないんです。
しかし、フリーのお客様を楽しませてあげたお礼として、多少のご褒美はあげたいとお店側も思っています。
なので、場内指名バックとして給料に多少なりとも反映させてくれているんです。
「本指名」と「場内指名」の難易度は?
本指名と場内指名の難易度に関しては、上記の説明でも分かるように圧倒的に本指名の方が難しいです。
というのも、本指名は最初フリーで来店された後に、お客さんと連絡を取りながら営業してまた来店してもらわないといけません。
つまり、営業をしていく中でお客様に
と思ってもらえなければ、本指名になることはありません。
一方の場内指名は、接客中にお客様に気に入ってもらえたら、頂くことも出来る指名になるため、その場の雰囲気や勢いで頂ける可能性もあります。
というように、本指名をもらうには、女の子にとって時間も労力もかなり必要な事が分かります。
こういった点もあるため、「本指名」の方が圧倒的に難易度は高いと言えるのです。
本指名をもらうためのコツ
本指名をもらうためのコツは、本当にたくさんあります。
しかし、一番のコツはより多くのフリーのお客様につけてもらうことです。
というのも、フリーのお客様に付くことが出来なければ、そもそも本指名をもらえるチャンスすら訪れません。
なぜなら、本指名をもらうにはお客様の連絡先を教えて頂いて営業する必要があるからです。
しかし、お客様の連絡先を教えてもらうには、そのお客様を接客しなければ基本的に教えてはもらえないです。
ということは、より多くのフリーのお客様に付いて連絡先を教えてもらえたら、その分本指名に繋がるチャンスが広がるというわけです。
フリーのお客様にたくさん付くための方法は、以下の記事でまとめているので参考にしてみて下さい!
【指名が欲しいキャバ嬢必見!】フリーのお客様にたくさん付くための3つの心掛け
場内指名をもらうためのコツ
一方で場内指名をもらうためのコツは、接客中によりお客様を楽しませてあげることです。
例えば、共通の趣味があったり、会話が盛り上がったりすれば、お客様は
と思ってくれます。
しかし、フリーで来店されたお客様の場合、せっかく盛り上がっていたのに途中で交代されてしまったらどう思いますか?
とテンションも下がってしまいかねません。
そんなときに
と言えば、本当に盛り上がっているのであれば、お客様の8割は場内指名をしてくれます。
他にも、本指名が多い女の子と仲良くなっておくのも場内指名をもらえるコツの一つです。
というのも、本指名をしているお客様には、もちろん指名されたキャバ嬢が付きます。
しかし、本指名のお客様が大事な取引先などを連れてきた場合、お連れ様はフリーのお客様です。
そんな時に、テーブルについてもらう女の子は、出来るだけ安心できる子がいいと思うものです。
つまり、本指名が多い女の子と仲良くなっておけば、お連れ様を連れてきた時に本指名のお客様に指名している女の子が、あなたの事を推す可能性が高くなります。
と言うチャンスもありますので、場内指名が欲しいならば自分の名前が挙がるように人間関係を良好にしておくことがポイントです。
更に掘り下げて、場内指名を獲得する方法については以下の記事でご紹介しています!
【元キャバ嬢伝授!】場内指名を確実に獲得する5つの心掛けまとめ
まとめ
今回は、本指名と場内指名の違いについてご紹介してきました。
お客様からしたら、本指名も場内指名も基本的には同じです。
しかし、キャバ嬢からしたら本指名と場内指名は全く異なります。
- 来店する際に指名するキャバ嬢が決まっている
- 基本的に営業しなければ「本指名」はもらえない
- 本指名バックが発生し給料に反映される
- ボトルやシャンパンを入れてもらえたら、更に給料が上がる
- 本指名をもらうには、より多くのフリーのお客様に付いて連絡先を交換する
- 本指名が多いキャバ嬢は人気キャバ嬢の証
というように、本指名をもらうために、キャバ嬢達は日々営業や接客を頑張っているんです。
次に、場内指名についてです。
- フリーで来店し、店内でお気に入りの女の子が見つかったらその場で指名をする
- 場内指名もバックが発生する
- ボトルやシャンパンを入れてもらっても給料には反映されない
- その場の勢いや雰囲気などで、場内指名をもらえる場合もある
- 「場内指名」は「本指名」に繋げるための本指名予備軍
- 場内指名をもらったら必ず連絡先を交換し、まめな営業をし本指名のお客様にすること
- 将来的に場内指名→本指名へ発展していくケースも多い
と言ったように、実は「本指名」と「場内指名」は全く異なるということです。
もちろん、キャバクラ未経験者がいきなり本指名をもらうことは、ほぼありません。
私も、未経験からのスタートでしたが、初めて本指名がもらえるまで2ヶ月は掛かりました。
ましてや、場内指名をもらうまでも2週間は掛かりました。
つまり、初日から上手に話せて指名もとれる子なんて、ほとんどいません。
もし、出来たならばあなたはキャバクラに向いているし、才能もあるという証拠です。
でも、努力さえすれば必ず指名はもらえます。
未経験からキャバクラで働き始める場合、大体最初の1ヶ月~3ヶ月程は給料保証してくれるお店もたくさんあります。
ですので、本指名や場内指名が取れなくても、最初は焦る必要なんかありません。
働いていくうちに、徐々に慣れていくものなので、まずは、お店の雰囲気や接客の流れから慣れていくことが大切ですよ。