この記事では、「なぜ男性はキャバクラに行くのか?」という理由を男性の心理面を元に紹介しています。
キャバクラと言えば、色気のあるドレスを着て男性をもてなして給料をもらう…。
ざっくりですが、そんなイメージを持たれると思います。
しかし、女性からすると、
- なぜ妻や彼女がいるのにキャバクラに行くのか?
- 高いお金を払ってお酒を飲んで会話するだけの何が楽しいのか?
- そもそもキャバクラに行く理由が分からない
と言った疑問を持っている女性も少なくありません。
彼女や妻が居るのに他の女性の元に、ましてや高いお金を払っていくなんて考えられない…。
他の女に使うお金があるなら、私に使ってよ!
もっと家庭の事にも目を向けてよ!
そんな心の声が聞こえてきそうです。
私も、キャバクラで働く前までは同じような感情を持っていました。
しかし、キャバ嬢として働く側になり男性というお客様とたくさん接して来た結果、男性には男性なりのキャバクラに行く理由が見えてきました。
女性からしたら理解し難い理由かもしれません。
ですが、男性とはこういう生き物なんだ…。
と改めて認識するだけでも、自分自身のストレスを減らすことが出来るかもしれません。
または、彼氏さんや旦那さんへの接し方も変わるかもしれません。
今回の記事で私が一番伝えたいことは、男性は妻や彼女が嫌いになった、飽きたからキャバクラへ行くのではないという事です。
キャバクラに行く男性のたった一つの理由とは
男性がキャバクラに行くのには様々な理由があります。
しかし、様々な理由のほとんどが承認欲求を満たしたいから!と言った理由です。
承認欲求って何?
承認欲求とは、男性・女性・子供・大人と言ったあらゆる人間が持つ基本的欲求のうちの一つです。
人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。
参照:Wikipedia
と書かれているように、人は自分以外の誰かから認めてもらいたいという欲求を必ず持っています。
なぜ、「誰かから認めてもらいたい!」と思うのかというと、自分自身に権威性が欲しいからです。
つまり、他人から認められることによって自分に自信を持ちたいからです。
そして、この承認欲求を満たすためには、彼女や妻だけではなく色んな人から認めてもらえないと満たすことが出来ません。
男性が、一件のキャバクラだけに留まらず色んなキャバクラをハシゴする理由は、不特定多数の人達に自分の存在を認めてもらい、自分に自信を持ちたいからです。
だから、キャバクラに足を運んでしまう男性の多くは「承認欲求を満たしたい!」という感情を抱えていることが多いんです。
もっと詳しく!キャバクラに通う男性の持つ承認欲求
男性がキャバクラに通う理由は、「承認欲求を満たしたいから」ということは説明しました。
ただ「承認欲求を満たしたいから」という理由だけでは、女性側は納得できませんよね?
もっと具体的に教えてよ!
という事で、ここでは承認欲求に関する、もっと具体的な感情についてご紹介したいと思います。
キャバクラに行ってしまう男性の抱える承認欲求から来る感情には、大きく分けて4つの感情があります。
- 認められたい
- 尊敬されたい
- 癒されたい
- モテたい
そして、男性は特に女性に比べて承認欲求が強い傾向にあります。
認められたい(自尊欲求・優越欲求+承認欲求)
男性は、女性よりも「自分の仕事や頑張っていることを他人に認めてもらいたい」という感情が強いんです。
なぜ、「他人に認めてもらいたい」感情が強いかというと、
他人から認めてもらえた
↓
自分の存在を肯定してくれた
or
自分に自信が持てた
という考えに繋がるからです。
裏を返せば自分に自信が無い表れでもあるのですが…
も、彼女や妻はその男性を好きになったんやから認めている証拠やん!
って思うでしょう?
しかし、彼女や妻と言った自分の身近な人だけではなく、より多くの人に認めてもらえたら、
俺は他の奴よりも優れているんだ!
という証明にもなるんです。
他の奴よりも優れている!ということをより証明し実感出来るのが、キャバクラやクラブと言った水商売のお店に行くことなんです。
なぜなら、彼女たちはお金をもらって仕事として男性に接しているため、絶対にお客様を否定したりはしないからです。
キャバ嬢達は、
- 男性がお店に来てくれたことに対してお礼を言う
- 指名してくれたことに対してお礼を言う
- ドリンクを飲ませてくれたことにお礼を言う
とあらゆる場面で、男性がしてくれたことに対してお礼を言い感謝します。
自分がしたことを受け取ってくれて感謝されると男性は、
俺は必要とされている人間なんだ!
もっと努力しよう!
という気持ちにもなれます。
でも、女性からすると
どうせ、お金を払って言われていることなんだから営業トークやし本心ではないやろ。
って思うんです。
男性もキャバ嬢達が言っていることは、営業トークだし本心ではないことは理解しています。
それでも色んな女性が、直接言葉にして「ありがとう♡」と言ってくれるのは嬉しく思うんです。
人間は、他人から感謝されると喜びを感じ、もっと頑張ろう!という気持ちになります。
その気持ちが、男性は女性以上に強いんです。
不特定多数の人から認めてもらいたいという感情は、男性にとって
お金を払ってでも!
お世辞であっても!
手に入れたいものなんです。
だから、男性はお金を払ってでもキャバクラに足を運ぶのです。
尊敬されたい(自己顕示欲求・優越欲求+承認欲求)
男性にとって尊敬されるということは、自分の存在を他人が評価してくれている証拠になります。
では男性は、どのようなことをすれば尊敬されるようになるか?
ということを考えた時、単純に褒められることによって
俺は尊敬される存在なんだ!
と認識するんです。
女性は…特に結婚して子供が出来ると、旦那さん様に向けていた愛情などを子供にも向けるようになります。
むしろ、子供への愛情の方が強くなる女性の方が多いと思います。
もちろん自分の子供は、パートナーである大切な男性との命ある宝でもあるので、女性が子供に対して無償の愛を向けるのは当然のことです。
しかし、旦那様からすると100%自分に向けていた愛情が減ってしまうと、どうしても寂しさを感じてしまうんです。
ちょっと言い方は悪くなりますが、男性って意外と寂しがり屋のかまってちゃんな側面もあるんです。
寂しさを感じてしまうと
自分は必要とされてないんじゃないか…
自分の存在に意味はあるのか…
と言った、尊敬されるとは真逆の感情を抱くようになります。
そんな時に、
自分の存在を肯定してくれて…
寂しさを紛らわせてくれて…
褒めてくれて…
自分を尊敬してくれる場所は…
と考えた時に、キャバクラやクラブと言った水商売のお店を思い浮かべるんです。
水商売の女性は、お客様のどんな話でも耳を傾けて聴いてくれます。
自慢話・武勇伝・得意な分野の話…etc
どのような話をしても、
うわぁ!すごいですね!!
私の知らないことをたくさん知っている○○さん素敵です!
と言って、必ずお客様を褒めてくれます。
もちろん、キャバ嬢に罵られたいM気質のお客様もたくさんいるので、キャバ嬢はお客様に合わせた言葉を選んで話しています。
それでも「お客様への尊敬の念」を忘れずに、必ず接客中に表現しています。
自分の存在価値を肯定したい。
自分が尊敬される存在になりたい。
という感情を見事に満たしてくれるのが、キャバ嬢を初めとする水商売の女性たちなんです。
癒されたい(遊戯欲求・愉楽欲求+承認欲求)
現代社会は、政府の改革なども推し進められてきた結果、以前よりは多少働きやすくなりつつある印象です。
しかし、それでも社会に出て働く以上、上司や顧客または部下との人間関係や仕事上のストレスが完全に無くなることはありません。
そんな時、女性だったら数人集まって愚痴を言い合ったり、ショッピングしてストレスを発散させたり…
と女性はストレスの発散が上手いです。
一方の男性も、相談したりストレスを発散したりすることはあると思います。
しかし、気心知れた友人に話したり悩みを打ち明けるのは、自分の弱みを見せているようで恥ずかしい行為であると考えている男性もいます。
つまり、変なプライドを持っている上にコミュニケーション能力が低い男性も一定数必ずいるということです。
そんな男性たちの役に立つのが水商売のお店です。
キャバ嬢を初めとするホステスさん達は、初見でお会いする男性のことは何も知りません。
お客様に対する先入観がないからこそ、自分の悩みを打ち明けられる男性だっています。
つまり、全く知らない赤の他人の女性なのだから意地を張る必要もないため、敢えてホステスさん達に悩みを打ち明けることが出来るんです。
そして、自分の悩みを真剣に聞いてくれて…意識を自分に向けてもらえている…という状態のとき男性は、
- 自分のことを見てくれている
- 構ってくれている
という満足感を得ることが出来ます。
満足感を得ることが出来た時に、男性のストレスは軽減されているケースがほとんどです。
また、他人とのコミュニケーションを取るのが苦手な男性も、キャバクラに行けば話の上手なホステスさん達が揃っています。
自分から会話を切り出す必要もなく話し上手なホステスさんがリードしてくれるので、アタフタせずとも会話をすることが出来ます。
お客様が「1つの発言」をすれば「10の返し」が出来るくらいのスキルは、働いて半年以上経っているホステスなら大体持っています。(もちろんスキルはホステスそれぞれで異なります。)
つまり、
- コミュニケーションをとるのが苦手
- 他人との会話が苦手
それでも楽しそうに自分の話を聴いてくれて、質問をしてくれて…職場や家庭でそんな時間が取れない男性なら、なおさら癒されると思いませんか?
つまり「癒されたい!」と思っている男性は、水商売のお店に行くと
- 自分の話を楽しそうに聴いてくれる
- 自分だけを見てくれる(構ってくれる)
と言った対応(サービス)をしてもらえるため、キャバクラに足繫く通うんです。
モテたい(救護欲求・自己開示欲求+承認欲求)
男性は、職業によっては従業員のほとんどが男性という職場もたくさんあります。
仕事中も周りは男性ばかり…。
飲みに行くにしても男性ばかり…。
しかも、職場が同じだから悪いこと言えば印象が悪くなって自分が働きにくくなる…。
そんなこと考えている男性って意外と多いです。
そして男同士でずっとつるんでいても、男同士でお酒を飲んでもつまらないと感じるため、キャバクラのような夜のお店に足を運ぶんです。
純粋に女性が居るだけで場の雰囲気は華やかになります。
また、キャバクラに行けば女の子がマンツーマンで隣に来てくれます。
ですので、他の連れの事を気にせずにお酒が飲めて、普段接することが出来ない女の子とも会話することが出来ます。
ということだけでも、男性からしたらテンションが上がるものです。
ましてや、ちょっと露出が高めで可愛い女の子や綺麗な女の子がいるだけで、目の保養にもなります。
そして、隣に付いてくれた女の子が自分の事をヨイショ!してくれるため、優越感に浸れます。
何より、色んな女の子が笑顔で自分の話を聴いてくれて楽しく過ごせて…
となると
俺ってモテてんじゃ~ん!
とさえ思い始めます。
もちろん、女の子側からしたら仕事ですしリップサービスに過ぎません。
こんなのこと書くと、
それこそ、浮気に繋がるんじゃないの?
と不安になる女性は多いと思います。
しかし、出会ってすぐに恋愛関係に発展するケースなんて、運命の出会いなんか無ければあり得ません。
ましてや、お金を払っているというビジネス的な側面がある以上、夜の女の子たちは「所詮仕事」として接していることも理解しています。
本気の出会いを求めているなら、キャバクラに高いお金を払うよりもマッチングアプリなどを利用した方が効率が良いと思いませんか?
つまり、キャバクラに足を運ぶ男性は「男の楽しみの一つ」としてしか考えていないため、浮気をする確率は極めて低いです。
モテたい欲求があってキャバクラに足を運ぶ男性は、モテたいと思っているだけで本気で恋愛をしたいわけではないということです。
まとめ
今回は、キャバクラに足を運んでしまう男性は承認欲求を満たしたい願望があることをご紹介してきました。
そして、その承認欲求には、
- 認められたい
- 尊敬されたい
- 癒されたい
- モテたい
と言った様々な欲求があり、お客様によってキャバクラに行く目的は異なります。
もちろん会社の付き合いや取引先との接待など、承認欲求以外の目的でキャバクラに行く男性もたくさんいます。
仕事の付き合いや接待などでキャバクラに来店されるお客様は、最初から承認欲求を満たしたいからという理由でキャバクラに来店していません。
ですので、キャバ嬢から連絡先を聞かれても断る方が多いです。
しかし、初めは会社の付き合いや接待などで利用していたキャバクラに、いつしかプライベートで足を運んでしまう男性は案外多いです。
だからこそ女性からしたら、
やっぱり私には飽きたからキャバクラに行くんだぁ…。
と思ってしまう女性もいると思います。
しかし、男性の多くがキャバクラに行くのは「承認欲求を満たしたいから」という理由からです。
ですので、本気の恋愛は求めていません。
そして承認欲求は、より多くの異性から言葉で表現されることによって満たされるものなんです。
自分の旦那や彼氏は承認欲求を満たしたいからキャバクラへ行くということを理解してあげるだけでも、旦那様や彼氏さんに対する接し方も変わると思います。
女性からしたら、自分の旦那や彼氏がキャバクラに行くのが許せないのは、旦那様や彼氏さんのことを愛している証拠です。
あなたのことをこんなに愛しているの!という感情を、一度きちんと正直に話してみるのもおすすめです。
キャバ嬢にとって、お店で出会った男性は少なからずお客様です。
そして、仕事上で知り合っていてお金というやり取りもある以上、「恋愛感情<仕事」として接している女の子がほとんどです。
キャバ嬢達は、あくまでも仕事として接しているだけであり恋愛感情はほとんど持ち合わせていません。
むしろ、旦那様や彼氏さんが浮気や不倫に発展する相手って、同じ職場や同僚と言った関係の方の方が圧倒的に多いはずです。
ですので、キャバクラに行く旦那様や彼氏にヤキモキするよりかは、同じ職場の女性従業員や同僚の女性などに対して気を付けた方が良いかもしれません。