この記事では、ナイトワーク(キャバクラ・クラブ・ラウンジ・スナック・ガールズバー…etc)の派遣の実態についてご紹介しています。
近年では、正規の仕事とは別に副業を始める方が多いです。
その中でも、女性の副業として未だに人気なのがキャバクラを始めとする水商売の派遣のお仕事です。
残念ながら私は、在籍していたのでキャバクラの派遣は経験してはいません。
しかし、私が在籍していたキャバクラにも派遣の女の子はよく出勤していました。
他にも、キャバクラの派遣会社を経営しているオーナー様の指名も頂いていました。
また、キャバクラの派遣で働いていた女の子と一緒に飲みに行ったりもしていたため、その時にたくさん裏事情を知りました。
現役で働いていた頃は、もちろんそれぞれの立場もありますし深くは話せませんでした。
しかし、引退して水商売から卒業した今なら様々なことを暴露することが出来ると思います。
ですので、今回は、
- キャバクラ派遣の実情
- 在籍しているキャバ嬢からキャバクラの派遣がどのように見られているか
- ぶっちゃけキャバクラ派遣は稼ぐことが出来るのか
などを、キャバクラ派遣のメリット・デメリットと合わせながらご紹介していきたいと思います。
キャバクラ派遣のメリット4つ
女性の副業として人気なのがキャバクラ派遣のお仕事です。
しかし、魅力的なメリットが無ければ働きたいとは思いませんよね?
そこで、まずはキャバクラ派遣の魅力的なメリットを大きく分けて4つご紹介したいと思います。
1.働きたい時にだけ働ける完全自由出勤
キャバクラ派遣の最大の魅力とも言えるのが「完全自由出勤」と言う点です。
私のように在籍していたキャバ嬢は、出勤日が必ず固定になっているので基本的に休みの日以外は出勤になります。
しかし、「キャバクラ派遣」の場合お店に在籍してはいないので、自分が働きたい日に出勤して働くことが出来ます。
- 副業として働きたい女性
- ちょっとしたお小遣い稼ぎで働きたい女性
にとって、自分の好きな時間に働くことが出来るというのは、非常に魅力的なメリットだと思います。
2.給料はその日のうちに!全額日払い
副業としてキャバクラ派遣で働こうと考えている方は、
副業をして給料の足しにしたい!
急にまとまったお金が必要になってしまった…。
など様々な理由があって、キャバクラ派遣で働こうかなと考えていると思います。
在籍キャバ嬢も、希望すれば「前借り」という方法を使って給料を先に貰うことも出来ますが、全額もらうことは出来ません。
しかし、派遣のキャバ嬢はその日のうちに働いた分だけ全額日払いとしてお金をもらうことが出来ます。
ですので、急にお金が必要になったり、給料の足しにしたい方には非常におすすめな働き方だと思います。
3.知人や彼氏にバレる可能性が低い
最近では、カリスマキャバ嬢などがメディアやYouTubeなどに積極的に出演されているため、水商売の女性に対する見方も変わりつつあると思います。
しかし、それでも「水商売」と言われると、まだまだあまり良い印象を持たない方が多いのも事実です。
特に、彼氏がいる女性などは「もっと稼ぎたい!」と思っても、なかなかキャバクラで働くことを許してくれる彼氏はそう多くはないと思います。
そんなデメリットを解決してくれるのがキャバクラの派遣で働くという方法です。
キャバクラに在籍するわけでもなく、自由に出勤することが出来るため、キャバクラで働いていることはほとんどバレる心配はありません。
また、ドレスやヒールなども貸してくれる派遣会社などもあるので、用意する必要もありません。
4.面倒な顧客管理や営業をしなくて良い
キャバクラに在籍していると、自分の給料を稼ぐには
- 指名をもらわなければならない
- 顧客管理をして営業をしなければならない
と言った時間と労力が必要になってきます。
しかしキャバクラ派遣の場合は、既に時給が決まっているため、
- 指名をもらう必要はない
- 顧客管理や営業・同伴をしなくても良い
と言ったメリットがあります。
特に、お昼に仕事をしている女性や学生の方などにとって、個々のお客様に営業をしたり顧客管理をするのは非常に負担になると思います。
その点キャバクラ派遣は、営業も顧客管理も指名をもらう必要もありません。
ですので、お小遣い稼ぎやちょっとした副業として始めるのは非常におすすめだと思います。
【暴露!】キャバクラ派遣のデメリット3つ
上記では、派遣のキャバクラのメリットとして、
- 働きたい時にだけ働ける完全自由出勤
- 給料はその日のうちに貰える全額日払い
- 知人や彼氏にバレる可能性が低い
- 面倒な顧客管理や営業をしなくても良い
とかなり魅力的なメリットの多い「キャバクラ派遣」ですが、メリットがあるということはデメリットも必ずあるものです。
ですので、ここでは「キャバクラ派遣」のデメリットを、元キャバ嬢視点から暴露話も合わせてご紹介していきたいと思います。
1.必ず希望のシフトに入れるとは限らない
キャバクラ派遣の魅力は、メリットでもご紹介した「完全自由出勤」という自分の好きな時間に働くことが出来る点です。
しかし、実はキャバクラの派遣会社によっては、必ずしも希望した日に出勤出来るとは限らないんです。
というのも、キャバクラの派遣会社は店舗側から要請があって初めてキャバ嬢を派遣することが出来ます。
店舗側から
今日、女の子を派遣してほしい!
と依頼が無ければ、派遣のキャバ嬢を出勤させる必要はありません。
特に平日は、お客様自体が繁華街に足を運ばれるケースが少ないです。
そのため、在籍のキャバ嬢で営業することが出来ることも多いので、わざわざ派遣のキャバ嬢を呼ぶ必要はないんです。
また、平日に出勤出来たとしても、店舗によっては早上がりをさせられてしまうケースも少なくありません。
つまり、なるべく希望した日に出勤したいのならば、金曜日・土曜日・日曜日・祝日の前日・大型連休中の出勤を希望した方が良いです。
なぜなら、金曜日・土曜日・日曜日・祝日の前日・大型連休中は、お客様も繁華街に足を運ばれるケースが多いからです。
いわば繁忙期とも言えるので、派遣のキャバ嬢の需要もあります。
ですので、週末や土日だけ働きたいという方には、キャバクラ派遣の方が希望の日にちに出勤出来る可能性も高いためおすすめです。
2.お店によって異なるルールを覚えるのが大変
キャバクラやクラブでは、各お店ごとにルールやマナーなどが異なる事が多いです。
在籍のキャバ嬢の場合は、自分のお店のルールやマナーさえ覚えておけば良いのですが、派遣のキャバ嬢はそうはいきません。
派遣されるお店それぞれのルールに合わせる必要があるため、正直かなり大変です。
実際に、キャバクラの派遣で働いていた友人も
お店ごとにルールが違うし、間違ったら在籍の女の子から冷たい目で見られるからしんどかったりするんよね…。
とポロリと本音を言っていました。
もちろん、派遣会社で事前に教えてもらったり、店舗についてからお店の黒服さんから営業前に教えてくれるお店もあります。
しかし、派遣先の店舗が全部丁寧に教えてくれるとは期待しない方が良いです。
ただ、キャバクラの派遣は同じお店に派遣されることも多いので、ある程度慣れてきたら自分の派遣してほしい店舗を申請することなども出来ます。
ですので、店舗ごとに異なるルールやマナーに関しては、慣れてしまえば大したデメリットにはならないと思います。
3.損な役回りが多い
派遣のキャバ嬢は、基本的にヘルプのような補助的な役割が多いです。
しかし、他にも派遣のキャバ嬢に回ってくる仕事が、
- 在籍のキャバ嬢を指名しているお客様の席で飲み要員としてお酒を飲む
- お客様のボトルが無くなりそうだから、一緒に飲んであげる
- 失礼なお客様やお店側が良しとしないお客様のテーブルに付かされる可能性がある
と言った役回りも、派遣のキャバ嬢が補うことが多いです。
お酒が強い女の子や、お酒を飲むことが好きな女の子なら、普段飲むことが無いような高級なお酒を飲むことも出来るので楽しむことも出来るかもしれません。
また、少しキツイ言い方にはなりますが、お店側にとって在籍のキャバ嬢は自分の給料はもちろん、お店の売上もあげてくれる大切な従業員です。
しかし、派遣のキャバ嬢は、指名のお客様を呼ぶわけでもなく、売上を上げてくれるわけでもなく、いわば補助要員でしかありません。
ですので、必然的にお店側は在籍の女の子の方を優遇するので、派遣のキャバ嬢は損な立場になってしまうと思います。
キャバクラのヘルプの基本的なルールやマナーに関しては、以下の記事で詳しくご紹介しているので参考にされてみてください。
派遣だから楽に稼げるわけではない
基本的に、派遣のキャバ嬢はヘルプ役か飲み役にしか付くことはありません。
ヘルプは、指名の女の子が別の席に行っている間の繋ぎ役になります。
ヘルプはキャバクラの世界では非常に大切な仕事内容の一つなんです。
しかし、派遣されたキャバ嬢の方の多くは、中身のない接客をして決められた時間を過ごすだけ…。
ヘルプとして座っているテーブルにいるお客様は、指名してもらった在籍の女の子が、自分の時間を削って必死に営業をしてようやく獲得した大切なお客様です。
在籍の女の子からしたら、必死に努力して指名して来店してもらったお客様に対して、ヘルプのキャバ嬢がテキトーな接客をされたらどんな気持ちになると思いますか?
そんなん私の知ったことじゃないし!
と思うかもしれません。
しかし、派遣のキャバ嬢が貰っている給料は、元々は派遣先の店舗の売上から頂いている給料です。
もっと言えば、在籍しているキャバ嬢達が頑張って呼んで売り上げたお金の一部が、派遣のキャバ嬢への給料にもなっているんです。
ですので、テキトーな接客をしてしまうと在籍のキャバ嬢から冷たい目で見られます。
更に、あまりにもヒドイ場合だとお店側から派遣NGが出されることも少なくありません。
そして、派遣NGを出されてしまうと、自分が派遣出来る店舗が減ってしまうので、自分で自分の首を絞めることにもなってしまいます。
そうならないためにも、
- 在籍の女の子の接客を観察する
- 分からないことはそのままにせず、女の子や黒服さんに質問をする
の2つは、どの派遣先でも役に立ちますので覚えておきましょう!
まとめ
今回は、派遣キャバ嬢として働く場合のメリット・デメリットを中心にご紹介してきました。
まず、派遣キャバ嬢として働くメリットは、
- 完全自由出勤なので、暇な日やちょっとしたお小遣い稼ぎで働くことが出来る
- 全額日払いなので、急なお金が必要になった際に助かる
- 在籍しているわけではないため、知人や彼氏にバレる可能性が低い
- 顧客管理や営業のような面倒な作業をしなくて良い
と言った点が挙げられます。
一方のデメリットとしては、
- 完全自由出勤だが、必ず希望の曜日や日にちに出勤できるとは限らない
- 派遣先のキャバクラによってルールやマナーが異なるため覚えるのが大変
- ヘルプや飲み要員のような補助的な仕事がメインなので楽ではない
と言うのがキャバクラ派遣のメリットとデメリットになります。
キャバクラの派遣で働きたいと思っている女性は、今回ご紹介したデメリットの部分をいかに対処することが出来るかで働きやすさは変わってくると思います。
このブログでは、他にもキャバクラの派遣の裏側や在籍キャバ嬢達の本音などもご紹介しているので、興味のある方は読んでみて下さい!